料理の右と左 2024.02.01 valeは2007年7月10日にオープンし、2017年7月10日にクローズしました。毎月のコースメニュー5品を変え続け、それぞれの組み合わせによって1900円、2500円、3000円とランチ・ディナーの区別なく同じ価格(ただしランチはお代わり自由のパンと食後のお飲み物付き)でご提供してきました。
Christmas 2016「リマスタリング」 2024.02.01 2016年のクリスマスコースのテーマは「リマスタリング」でした。2013年8月から通っていた月2回の陶芸教室の成果(?)を思う存分発揮して、2016年初頭からこのコースのための器を作り続けていました。1年後の閉店に向けて2016年7月から店内を間仕切って客席を半数にして私1人で営業していま
Christmas 2015「琳派」 2024.02.01 2015年のクリスマスコースのテーマは「琳派」でした。2015年はちょうど「琳派400年」とされた年で京都を中心にしてたくさんのイベントが催されていた年でもあります。今読み返してみると前年までのテーマに比べてかなり強引に関連付けた感じもしますが、20世紀の終わり頃より隆盛気味だった「分子ガ
Christmas 2014「冨嶽三十六景」 2024.01.28 2014年のクリスマスコースのテーマは「冨嶽三十六景」でした。連作、その中でも葛飾北斎が描いた冨嶽三十六景を追求し、料理で「冨嶽三十六景的なものを表現するならばどのような形か」ということを考えてコースを作りました。もちろん「ご飯を高く盛って富士山に見立てる」というようなものではなく、あくま
Christmas 2013「スペインの芸術家」 2024.01.25 2013年のクリスマスコースのテーマは「スペインの芸術家」でした。他の国々と同じようにスペインにもたくさんの芸術家がいます。世界的に有名な芸術家もいれば、スペインに詳しい人が知る芸術家もおり、その中から私が特に好きな(尊敬する)芸術家を5人集めてその人たちをイメージした料理でコースを作ってみました
変わりはじめた料理 2024.01.25 2013年の夏前から少しずつ料理に対する意識が変わり始めています。それまではオープンしてから6年がむしゃらに創作してきた気がしますが、南米を周ったことと伊藤若冲の絵と出会ったことが重なり少しずつ自分の料理を俯瞰できるようになってきました。そしてそれと同時に「テーマ」を持たせることに面白みを感じ始め
Christmas 2012「ボレロ」 2024.01.23 2012年のクリスマスから「いつもよりちょっと良い食材を使う(ありきたりな)」コースではなく「テーマ性を持たせた」コースを作るようになりました。今となっては明確な理由が思いだせませんが、もともと音楽の仕事をしていたこともあり「料理と音楽を融合したらおもしろいかも」くらいの感覚だったと思います。